コトバのチカラ ...サプリ
働く女のサプリメント
このタイミングでこの本に出逢えたことが嬉しい、、、そして毎日を生きていく糧になるなと思えました。
『サプリ』
著 おかざき真里
2006年にドラマも放送されたけれど、観ていなかったんだよね…。最近慌ててちょこっと見始めたけれど、登場人物や台詞を言う人、全く違うところが多いかな、、結末も違うしね。全部は見れてないけれど。ピッコマというアプリでの漫画原作の出逢いが最初で、今まさにのタイミングでした。自分の中にある纏まらない渦巻く気持ちを ああ、こう言うことかと思えたり、こうなりたい、こうしたい、頑張りたい人にぴったりかなって。
アプリで地道に読んでいたけれど、我慢出来なくて本屋さんに走りました。まだレンタルだけど(笑)買うと決めた。☜
言葉1つ1つが胸に刺さる。
2003〜2009年に連載されていた漫画で、主人公の 藤井ミナミ は広告代理店に勤める働く女性20代。多忙な毎日を疑うことなく走り続けるとってもかっこいい女性。
現実にそれぞれの人生を頑張る女性たち
多くの名台詞が現実をそれぞれの人生を頑張る女性たちのチカラになると思います。
渦中にいる間、迷いながらもがきながら、時には溺れながら、上手くカタチに出来ない想いが沢山あってそれをカタチにしてくれていて胸に突き刺さる。
上手く言葉に乗せられないからこそ、サプリの中で使われる具体的な言葉達は私たちを救うのかな。明日を生きる糧になるのかな。
同じ世代だからこそ、悩むこと、不安なこと、どうにもならないこと、理想と現実…主人公も一緒に悩んで、不器用だけどそれでもまっすぐに進む強さがとてもかっこよくて、背中を押された。
だから胸にグサリときた台詞の忘備録として、、、
『自分のやりたい事が、あらかじめ社会に職業として用意されているわけない』
『努力が評価されるのは義務教育まで!』
『泣いたり すがったり 追いかけたり それが出来るのは自信のある人だよ』
『何かちょっとでも かわいいものとか 飾るものとか 集めないと集めないと にぎりしめないと 自分のまわりを埋めないと 名前をつけないと .... 分からなくなってしまう』
『存在を決定づけるのは 輪郭でしょ? だから人に必要なのは 触覚と重さ…』
『せつない つらい 苦しい 悲しい さみしい さみしい 疑う 嫉妬する 苦しい
悪いことばをたくさん持っている 』
『頭の下げ方で その人の仕事が分かる気がする 下げるたびに 少しずつ 何かがこぼれてる気もするけれど』
『仕事の真価ってミスした時に出るものだからさ』
『10年後だけ見てればいいよ 今は 今 目の前にあるものは10年後には確実にないからさ とらわれないで 10年後の自分見てなよ』
『今 目の前にあるものは 10年後には確実に、ない かたちが変わっていくんだ 今 目の前にあるものは
だから どうでもいい
だから 大切にしたい』
『パソコンで作ったデータを保存する方法「名前をつける」
「名前をつける」って「存在してもいいよ」ってことなんだな 』
『手紙っていうのは 数日前にその人が自分のことを考えてくれていた証拠』
『仕事っていうのは100%「好きなこと」で出来てるわけじゃない むしろこういうトラブル処理の方が多い
摩耗する
若いころは 仕事っていうのは やればやるほど 積み上がっていくものだと 思ってた でもそのうち気づく 仕事には2通りあって 経験が積み上がるものと 自分が摩耗するもの ゆっくりと自分の身をこするように
給料は 成果じゃなく こういう消耗に対して支払われている気になる
摩耗がいつか積みあげた分に追いつく時にはー』
『どんな中でも笑っている人 そうだ マイナス思考は自分じゃなくて 他人に対して失礼だ せめて朝日のように 爽やかに』
『「衣食住」が人間の三要素だとしたら「空気、水、光」は生き物として必須要素よ!綺麗な空気吸ってないと 綺麗な生き物になれないのよ』
『でも私はそれでお金もらってるの! そのお金で服買ってるの! ごはんも食べてるし 本買って CD買って 化粧してるの!私の血になって 肉になってるのよ!私ができあがってるの!女ひとり作ってんだよ!』
『いつだって辞めてやるって思ってるわ』
『 最初から何もなければ平気だった でも一度知ってしまった温もりを取り戻すために あいてしまった穴を埋めるために
カミサマっていうのは きっと 失くしたものの代替だ』
『癒されるっていうのは もしかして 何かを誤魔化しているのかもしれない』
『いろんなものを飲み込んで 立っている かっこ悪くても みっともなくても 見ないフリして』
『頭を下げ続けている そうやって仕事をして お金をいただいて ごはんを食べている 今日も あしたも それがきっと生きていくということです』
『触れられるって 肯定されるってことなんだな』
『楽しく済ませても仕事 ダメージ負っても仕事 お給料はいっしょ』
『賃金は慰謝料じゃないってのに だんだん貰う理由を見失っていきそうだ』
『ポリシーっていうのは 続けていくために必要なもの きっとそこに辿り着いた人のことを一人前っていうんだろう』
結局答えは自分の中にしかなくって、誰かの想いを背負うにはしんどい。辛いときほど肯定的な逃げ道が必要。用意しておいた逃げ道に依存し過ぎると行き詰まってしまうから危険。
生きていく中で変化する気持ちの気づき
お給料もらう事、当たり前になってちゃいけないなって。仕事量と釣り合わないって怒りが込み上げる事もあるけれど、ちゃんとその分しっかり働かなければいけないなって。お金を稼ぐこと、貰うこと、遣うこと全てに置いて、お金の重みをきちんと理解出来るように働きたいな。
何よりどんなに忙しくてしんどくて苦しくて、上手くいかない事ばかりでもちゃんと前を見て目の前の仕事に取り組む主人公が 仕事を好きだ って事が伝わって、だからこそ誠意を持ってこんなに頑張れるんだなって思えたんだよね。私も別に仕事が嫌いな訳じゃなくって、頑張りたいって思いながら不平不満を並べて、文句ばかり言う自分を変えたいなって。
この職業に就きたくって頑張ったあの頃の気持ちを思い出して、1つ1つを大事にしていこう。
頑張りたい。
仕事で新しい役目を貰いました。
少し早めに。
不安なことだらけで、自分に出来るのかって考え出したらキリがなくって、私でいいのかなって怖いし、まだまだな自分が不甲斐なくって、苦しくなる未来が見えるのだけれど、、、
あなたに任せて良かったって思って貰えるように。支えになれるように。しっかりしなければ。
自分に 負けてばかりいられない。
頑張りたい。
明日も頑張って 生きよう。
2017.11.20